設立の経緯

本地域の農業用水は、昭和30年以前は木曽川の分流である佐屋川より取水され、下流部は、これら用水の再利用や逆潮樋門による潮間取水によるなど極めて不安定であった。さらに昭和30年代に入り、河床低下により取水が一層不安定になったことから、地域関係者は木曽川下流総合開発促進期成同盟会を組織し事業計画の樹立、早期着工の促進を関係方面に積極的に働きかけた。

昭和39年国営木曽川総合農業水利事業が採択となり、昭和41年10月に国営事業所が開設されるとともに、期成同盟会においては、事業実施に対処するため土地改良区設立準備に入った。海部土地改良区設立に至る経過は次の通りである。

設立許可申請
昭和43年1月20日

設立許可
昭和43年5月17日
43認可愛知第386号、43指令耕第38号